通常国会が事実上閉会し、岸田首相が記者会見を開いた。
1月に召集された通常国会は、23日の会期末を前に事実上、閉会した。
自民党の“裏金問題”を受けて最大の焦点となった政治改革について、岸田首相は会見で「政治改革に終わりはない。不断の改革に取り組んでいく」と述べた。
また、物価対策として、ガソリン価格の高騰を抑えるための補助金を2024年末まで継続し、電気・ガス料金の補助を8月から3カ月間、追加で実施することを表明した。
記者からの「口調をお聞きしていて、非常に疲れていると感じます」という声に対しては、「疲れが見えているとしたならば、それは私の不徳の致すところで、気力は十分みなぎっておりますので、やはり、やる気・気力、これからもしっかり示していきたいと思います」と述べた。
国会の閉会を受け、自民党では9月に行われる総裁選挙に向けた動きが加速するが、岸田首相は再選を目指し立候補するか、明言しなかった。
一方、総裁に求められる資質について問われると、「今日まで結論が出せなかった課題について、勇気と覚悟をもって結論を出していくことだ」と述べた。
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