自民党と立憲民主党の国対委員長が12日会談し、国会での党首討論を19日午後3時から開くことで合意した。党首討論の実施は、菅義偉政権時代の2021年6月以来で、岸田内閣で初開催となる。

討論では岸田首相と、立憲民主党の泉代表・日本維新の会の馬場代表らが議論を交わす。今国会の会期末を23日に控え、政治資金規正法改正案の参院採決や内閣不信任案の提出を視野に、政治とカネの問題を中心に討論が行われるとみられる。

会談で立憲の安住国対委員長は、通例で45分間とされている討論時間について、質問する会派が多いことを理由に時間を延長するよう要請し、自民党側は、岸田首相が外遊から帰国後に相談する意向を示すと共に党首討論を行う委員会の与野党理事間で協議する方針を伝えた。

安住氏は会談後、記者団に対し「党首討論はしばらくぶりだ。政治不信が蔓延しているから、これについて自民党の総理総裁としても、我が党の泉代表とかみ合った議論をして、国民の前で様々な深みのある議論をすることを期待している。この国会の最大の山場にしたい」と述べた。

自民党の御法川国対委員長代理は「会期末に極めて近いところでの党首討論ということなるので、各党の考え方・総括的なもの、今国会で議論があったことについての考えをぶつけていただくということだと思う。特に政治とカネについては大きな議論があった課題であるので、多分そういうことになってくるのではないか」と述べた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。