木原防衛相は11日の記者会見で、4月に伊豆諸島沖で起きた海上自衛隊のヘリコプター墜落事故について、不明者の捜索を続けてきたが、搭乗員8人全員が死亡したと判断し、「葬送式」を開催すると明らかにした。

海自の「SHー60K」哨戒ヘリ2機は4月20日、伊豆諸島沖で夜間訓練中に衝突して墜落。

2機に搭乗していた8人のうち、副操縦士の西畑友貴2等海尉が死亡し、海自は行方がわからない残り7人の捜索を続けてきたが、生存の可能性は低いとして死亡と判断した。

「葬送式」は、6月下旬に、ヘリが所属していた長崎県の大村航空基地と徳島県の小松島航空基地で、それぞれ開催される予定。

※搭乗員8人の氏名は以下の通り。

▲16号機(長崎・大村航空基地)
機長・松田拓也3等海佐
副操縦士・西畑友貴2等海尉
航空士・福留崇文3等海曹
航空士・甲斐仁蔵海士長

▲43号機(徳島・小松島航空基地)
機長・板村一輝3等海佐
副操縦士・山下夏輝3等海尉
航空士・廣田真海曹長
航空士・堂園優作2等海曹

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