(写真:freeangle/PIXTA)

年初からお茶の間の話題をさらったコメディードラマ番組「不適切にもほどがある!」。昭和のダメ親父が2024年にタイムスリップし、ハチャメチャな昭和的“不適切”発言で、コンプライアンスでがんじがらめになった令和の停滞した世の中をかき回す痛快さが大受けした。

ところで目下、日本経済で最大の注目点の1つといえば春闘の行方だが、実はここでもコンプラが重要なファクターになっているのをご存じだろうか。

賃上げ促進のコンプラ

33年ぶりに5%超(定期昇給込み)の賃上げを実現した大企業に続き、中小企業でも高い賃上げ率が実現するかが焦点だが、その際、陰の主役を演じるのが昨年11月末に内閣官房と公正取引委員会が公表した「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」だ。

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