兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑について、7日、県議会の代表質問で様々な会派が追及しました。

ことし3月、県の幹部職員(60)が斎藤元彦知事のパワハラ行為などを告発する内容の文書を一部の報道機関などに配った問題。

兵庫県は内部調査の結果、文書の内容は”事実無根”と判断し、職員を停職3カ月の懲戒処分としましたが、処分や調査手法を疑問視する声が上がり、斎藤知事は第三者委員会による再調査を行うとしました。

そんな中、7日の県議会の本会議では代表質問が行われ、自民・維新・ひょうご県民連合が一連の問題について追及。

その中で問題となったのは。

ことし3月の斎藤元彦知事会見「事実無根の内容が多々含まれている」「業務時間中に嘘八百含めて、文書を作って流す行為は公務員失格です」

この発言について、ひょうご県民連合の北上議員は。

【ひょうご県民連合北上哲仁議員】「ご発言は不穏当でありご発言の撤回を含む善処を求めますが」

【兵庫県斎藤元彦知事】「嘘が多々あるという思いで発言させていただいた。また、公務員としてふさわしくない行為をされたということでそこは思いとしては同じですが表現として行き過ぎた点があったことについては反省をしています」

さらに、告発文でも指摘されていた、知事の「おねだり問題」についても新たな疑惑が追及されました。

【ひょうご県民連合 北上哲仁議員】但馬地方のスキー場で知事に貸し出され着用していたスキーウェアについて知事がこのウェアはいただけませんかと現地の方にお願いをしたという情報が寄せられています」

ことし2月に斎藤知事が養父市のスキー場を視察に訪れた際、スキーウェアをおねだりしたというのです。

【ひょうご県民連合 北上哲仁議員】「結果として無償での提供は断られたと私どもも承っています。知事からのそうした話に困惑したということもお聞きしている」

【兵庫県斎藤元彦知事】「何か私がおねだり、告発文書に書かれているような何かを求めたり個人として受領するような事は決してありませんので」

告発文の問題が起きてから2か月以上経っても、ぬぐい切れない疑惑。

この問題を巡っては最大会派の自民議員団などが議会が調査をすることができる「百条委員会」の設置を今月の県議会で提案する方針を固めています。

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