米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平容疑者の事件で、注目が集まったオンラインを通じた違法賭博。

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 コロナ禍を経て、日本国内で利用が広がっているのが、オンラインカジノ(オンカジ)だ。

 インターネット上ではオンカジについて「日本の法律上グレーゾーン」「日本には裁ける法律はない」などと、違法性をあいまいに紹介しているサイトが複数ある。

 だが、警察庁のサイトによると、海外で合法的に運営されていたとしても、日本国内から接続して賭博を行うことは違法だ。

 バカラ、スロット、スポーツベッティングなどの呼び方や内容によらず、賭博罪(50万円以下の罰金または科料)や常習賭博罪(3年以下の懲役)に問われる可能性がある。

 警察は客だけでなく、オンカジの仕組みを提供する側の摘発にも乗り出した。警視庁は昨年9月、客が入金した金を海外のオンカジで使えるポイントに交換し、賭博を助けたとして、決済代行業者の男を賭博幇助(ほうじょ)容疑で逮捕。男はその後、起訴された。

 データ分析支援会社のシミラーウェブジャパンの分析によると、主要オンカジサイトへの国別接続数(3月現在)で日本は、ブラジル、カナダ、ドイツに次いで4番目に多かった。接続全体の端末別ではスマホが8割以上を占めるという。

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