エムポックス(サル痘)の治療薬として、厚生労働省の専門家部会は6日、抗ウイルス薬「テコビリマット」の国内での製造販売承認を了承した。承認されると、国内で初のエムポックスの治療薬となる。
テコビリマットは、欧米で天然痘やエムポックスの治療薬として承認されている。世界的な流行を受け、日本でも2022年から、一部の医療機関で臨床研究として使われている。
エムポックスは発疹や発熱などの症状が出る感染症で、感染者の体液や使用した寝具類などを介した濃厚接触がある場合に感染するとされる。現在、アフリカ中央部を中心に流行が広がっている。
国内のこれまでの感染者は、6日時点で252人。
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