急なけがや病気で救急車を呼ぶか迷った場合に相談できる「おとなの救急医療電話相談」が、1日午前9時から福井県内で始まった。「#7119」(通話料有料)で24時間365日つながる。おおむね15歳以上が対象。主に看護師が症状を聞き、受診のタイミングや、適切な医療機関などをアドバイスする。

 消防庁が進める救急安心センター事業で、不急の出動を減らし、緊急性の高い人を適切に運ぶとともに、医療現場の負担軽減を図るのがねらい。

 県地域医療課によると、2022年の県内の救急搬送者は2万9977人で、うち、入院が不要な軽症者は1万2507人。全体の41.7%にのぼる。

 既に運用している、15歳未満の子どもを対象にした夜間・休日の「こどもの救急医療電話相談」(#8000)は、受付時間が土曜は午後7時~翌午前9時と平日と同じだったが、5日からは午後1時~翌午前9時に拡大する。日曜・祝日は午前9時~翌午前9時で変わらない。

 ダイヤル回線、IP電話などで「#7119」が利用できない場合は、0776・28・2155へ。「#8000」は、0776・28・2177へ。(永井啓子)

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