22日から販売が始まったセブン-イレブンの新商品、富山県産「海藻アルギットにら」を使ったおにぎりと弁当は、長さが不揃いのために捨てられてきた「一番刈り」のにらを使っていて、生産者の収益アップを目指しています。

海の恵みがたっぷりと詰まった県産の「海藻アルギットにら」。ノルウェー産のアルギットという海藻を粉末にした肥料で育てられています。

児童:「中が冷たい。でもなんか昆布、昆布のの味がする。」「え、食べてもいいが、あっこんぶの味するわ」「変な粉の味がする」

コンビニ大手のセブン-イレブンでは、このアルギットにらを使った商品開発を2年前から行っていて、22日は地元産のにらの魅力をPRしようと、南砺市内で井波小学校の5年生が収穫体験を行いました。

アルギットにらはしゃきっとした食感と強い甘味が特徴です。

児童たちは次々とハサミを入れてにらを収穫。中には、袋いっぱいににらを詰める児童の姿もありました。

記者:「たくさんとれましたか」

児童:「すごくたくさんとれました。」「レバニラとチジミにいれて食べます」

記者:「もちきれんぐらいすごいね」

児童:「いやそんだけにら食べたかったから」

「アルギットにら」の出荷は今月末ごろから始まりますが、最初にできるにらは長さが不揃いといった理由から捨てられ、「一番刈り」と呼ばれてきました。

しかし、セブン-イレブンではこの「一番刈り」のにらを活用して商品を開発。セブン-イレブン南砺角田店では、生産者自らが店頭に立ち、22日発売を開始したおにぎりと弁当をPRしました。

呼びかけ:「いらっしゃいませ。アルギットにら使った商品でてます。また食べてください。」

JAとなみ野アルギットにら生産組合 寺西雅典 組合長:「私たち生産者全員、今まで一番刈りというのを全て畑に捨てていたので、勿体ない、食べられるにらを、こうしてセブンイレブンさんが、取り扱っていただけることで、一番おいしいニラを消費者に味わっていただけるそういう機会が増えたことについてうれしく思います」

セブンイレブンでは商品開発を通して地産地消を進めるとともに生産者の収益性の向上に取り組みたいとしています。

「アルギットにら」を使ったおにぎりは、北陸3県のセブンイレブンで販売されるほか、お弁当は県西部の61の店舗で販売されます。

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