北海道千歳市から空輸されたスズランを太宰府天満宮へ奉納する日航のスタッフ=17日午前、福岡県太宰府市

 北海道の初夏を代表する花、スズランの鉢植えが新千歳空港から日航機で福岡空港に空輸され、太宰府天満宮(福岡県太宰府市)に17日、奉納された。天満宮の「梅の親善使節」が1月に各地に贈った紅白の梅鉢の返礼。

 15日に新千歳空港で預けられた4鉢のうち2鉢を奉納、もう2鉢を太宰府天満宮幼稚園に贈呈した。スズランに鼻を近づけた年中園児たちからは「甘いにおいがする」と笑みがこぼれた。北海道千歳市との交流は毎年続いており今年で68回目となった。

 福岡空港で働く日航のグランドスタッフ山口桃果さん(23)は鉢を手渡した後「スズランの花言葉『再びの幸福の訪れ』のように交流が続いてほしい」と話した。

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