若者に選挙への関心を高めてもらおうと、高知大学で選挙の出前授業が行われました。模擬投票も行われ、投票のイメージが変わった学生もいたようです。

この出前授業は県選挙管理委員会と「高知県明るい選挙推進協議会」が毎年県内の高校や大学で行っています。授業ではまず、協議会の植田通子(うえた・みちこ)さんが「ふだんから社会への関心を持ち、立候補者の政策を自分で調べることが重要」と“自分で考え、選ぶ大切さ”を訴えました。

県選挙管理委員会によりますと、去年行われた参議院議員補欠選挙での10代、20代の投票率は、それぞれ19.47%、18.84%といずれも20%を下回っていて、この数値は60代や70代の半分以下だということです。授業で行われた模擬投票では、学生たちが2人の候補者の人口減少政策を聞き、投票用紙に候補者の名前を書いて投票していました。

(学生18歳)
「もっと投票ってめんどくさいんかなって思ってたけど、思ったより簡単やったっていうのが新しい学びでした」

(投票経験のある学生19歳)
「今までは事前に投票に行くときに新聞とか見るだけで判断していたのでちゃんと今回の模擬投票みたいな感じで直接話を聞いて考えてみるのがいいかもしれないと思った」

来年には参議院議員選挙が予定されています。県選挙管理委員会は「今後も若者の選挙への関心を高めていきたい」としています。

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