日本一のお風呂好き!?人口10万人あたりの公衆浴場の数が全国1位で最も多い青森県。そんな青森のお風呂までミュージシャン&芸人・ワハハ本舗のタマ伸也さんがドライブする「ドライ風呂」。寄り道をして、その土地のグルメも紹介します。

本日のお風呂は、八戸市の皆さまが長年愛している銭湯。

水風呂が天然水で、ペットボトルに入れて持って帰る人もいるといいますが、それって本当?

■焼酎4リットルの空ペットボトルを浴場内へ持ち込む人が多数!?

お目当てのお風呂は、八戸市白銀町にある「壽浴場」。水風呂に地下から湧き出る天然水を使用していると聞きつけ、早速おじゃますると、迎えてくれたのは「壽浴場」の清水悦子さん。

「壽浴場」 清水悦子さん
「今サウナブームで、皆さんたくさんいらっしゃっています。うちの水が冷たいのが良いみたいです。水風呂の水が井戸水なので。皆さん水をペットボトルなどでくんで、コーヒーとかお茶とか飲んでいるみたい」

そんな話をしていると、近くにいたお客さんの手には4リットルのペットボトル!

皆さん、これを持って浴場へ行くのだといいます。タマさんも十和田市在住のお笑い芸人・斗澤やすあきさんとともにペットボトル片手に浴場へ。

タマ伸也さん
「俺たちの前に入っていったお父さんたち、みんな持ってた!」

■シャワーの上には信じられない数のボトルがキープ!!

浴場に入るや否や、たくさんのボトルがシャワーの上にキープされているという、なんとも不思議な光景が。
一体、どうやって水をくむのか気になりますが、まずは入浴!
お風呂の温度は約43℃と熱めです。

八戸市は、銭湯文化がまだ根強く残る銭湯王国。社交の場、そして朝が早い漁師さんなどに重宝されています。

続いて、水風呂を堪能するためにサウナへ。こちらは約95℃。

汗が滴ったところで、本題の水風呂へ。
サウナのあとは、キンキンに冷えた水風呂が最高!

タマ伸也さん
「これが井戸水か。下からくみあがっているんだ」

蛇口から出ているのが井戸水で、水温は約14℃と「ととのう」にふさわしい温度。
銭湯の方に話を聞くと、焼酎のペットボトルを3つ満タンにして担いで帰る常連さんも多いのだそうです。
ただし、必ず煮沸してから使ってください。

ボトルに入れた井戸水は、無料で持ち帰ることができ、お米を炊いても良し、コーヒーやみそ汁、お茶にして飲んでもおいしいんだとか。
ただし、何度も言いますが必ず煮沸してから飲んでください!!

■ソウルフード「チキンカツ」は八戸市民の青春の味!

さて、今回の寄り道で訪れたのは、八戸市内に2店舗を構え、2024年7月で創業50周年を迎える「むつ食品」。
こちらで見つけたのが八戸のソウルフード「チキンカツ(190円)」です。

1日に1000個以上売れることもあるんだそう。なぜ、ソウルフードとまで呼ばれるようになったのでしょう?

むつ食品 岩舘社長
「昔から八戸市内の工大一や光星といった大きな高校に卸していた」
タマ伸也さん
「昔来た時も高校生がおにぎり持ってくるみたいだったのを覚えている」

40年以上前から八戸市内の高校などに商品を卸し、八戸市民なら誰もが1度は食べたことのある青春の味に。

ところで、2人にはどうしても気になることが。
それは、「むつ食品」という店名。

青森県には「むつ市」がありますが、八戸市にあるのになぜ「むつ食品」なのか?
その理由を聞いてみると…

むつ食品 岩舘社長
「私の名前からとって。名前が陸奥子(むつこ)です。74歳ですけど、みんなには“むっちゃん”と呼ばれています」
タマ伸也さん
「ぜひ一度、むっちゃんにも会いに来て~」

いろいろと店名の考察を重ねた2人でしたが、その単純な理由に大爆笑。

天然の井戸水をペットボトルでくんでテイクアウトする文化がある「壽浴場」と市民の青春の味を提供し続ける「むつ食品」を堪能した1日でした。

~施設情報~
「壽浴場」
【住所】 青森県八戸市白銀町田端2−1
【電話】 0178-34-5021
【営業時間】 午前5時~午後10時
【料金】
■大人(12 歳以上) 480円
■中人( 6 歳以上) 170円
■小人( 5 歳まで) 80円

「むつ食品」
【住所】 青森県八戸市田面木エヒサ沢1−69 ※白銀台店にも店舗あり
【電話】 0178-44-4819
【営業時間】 午前7時~午後8時
【定休日】なし
■チキンカツ・・・190円 ※他のフライシリーズも同値段

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「ドライ風呂」2024年5月1日放送回より

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