高知県仁淀川町の3軒の住宅の敷地内でバラの花が満開となっています。それぞれに違った趣きを楽しむことができ、青空のもと、大勢の人が訪れていました。

(リポート:竹内一政)
「仁淀川町にやってきました。茶畑が点在する集落で、ご覧ください、ひときわ鮮やかな光景が目に飛び込んできます。満開を迎えたバラの花です」

仁淀川町竹ノ谷地区では近所同士の3軒の住宅でバラの栽培が行われています。

こちらは伊藤和之(いとうかずゆき)さんと細美(ほそみ)さんのバラ園。元々は茶畑だった場所におよそ250種類、400本が植えられています。

今年は春先に暖かい日が続き、例年より1週間ほど早く花が咲き始め、今、満開の時期を迎えています。高低差を利用した様々な色のバラの競演は圧巻です。

(伊藤細美さん)
「(Q.育てる上でのこだわりは?)グラデーションです。グラデーションを考えて花を植えないときれいに見えないと思います」

青空のもと、県内外から次々と人が訪れ、鮮やかなバラをバックに写真を撮るなどして楽しんでいました。

(愛媛・四国中央市から)
「いい時期に来れました。お天気もいいしね。土佐弁で言うた方がいいですか?『きれいながよ』言うて。心が癒されますね、ほんとね」

(伊藤細美さん)
「もう満開になりましたので、満開のきれいなところを見ていただきたいです」

伊藤さんのバラ園のすぐ東側にあるのが山尾貞子(やまおさだこ)さんのバラ園です。

こちらもおよそ250種類のバラの花を楽しめます。30年ほど前、3軒の中で一番最初にバラの栽培を始めたという山尾さん。こだわりは「自然との共生」です。

(山尾貞子さん)
「(今年は)満足のいく咲き方ですね。(バラ以外の)草花を多くしたり雑草も残したりしてバラがより自然に引き立つ、そういうことがあると思いますね。山も一体になってきれいだと思うんですよっていうことを(皆さんに)言ってます」

山尾さんのバラ園の南側に位置するのが、山中喜代子(やまなかきよこ)さんのバラ園、「EASE garden」です。

(山中喜代子さん)
「癒やしとやすらぎの庭という意味でみなさんがおいでて、安らげるなという感じの庭にしたかったです」

イングリッシュガーデンの要素が盛り込まれた山中さんのバラ園。こちらも今が満開の状態で、色とりどりのバラと共に様々な草花が楽しめます。園内では地元の湧き水を使ったコーヒーとお菓子のセットを楽しむこともできます。

(山中喜代子さん)
「全体的なバランスとか花の咲き方もそうですけど、いろんな植物が植わっているのをみていただきたいなと思います」

それぞれ趣が違う3つのバラ園、いずれもあと1週間程度は楽しめそうだということです。

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