高知県黒潮町で、特産品のラッキョウの収穫が盛んに行われています。粒は白くて艶があり、シャキシャキの食感が人気です。

黒潮町の大方地区では、入野の浜近くの松林を挟んだ畑で水はけのよい砂地を生かしてラッキョウを栽培しています。県内の生産量の7割を占めるといい、53軒の生産者が収穫したラッキョウは、JA高知県を通じて販売されます。このうち澳本傑(おくもとすぐる)さんの畑では、9日の午前中、澳本さんがラッキョウを引き抜き、茎や根を切り取って次々と収穫していました。

(澳本傑さん)
「玉がちょっと大きい。白いところやね、玉が白いね。柔らかくておいしいね」

収穫したラッキョウは作業場へ。洗って砂を落とし、皮を剥いだあと、選別機で大きさごとに分けられます。販売数を伸ばすため、産地として知られる鳥取砂丘のラッキョウが市場に出回るより前に出荷しているという黒潮町のラッキョウ。町のシンボルともいえるクジラのイラストが描かれたビニール袋に詰められ、「洗いらっきょう」として県内はもちろん、関東や関西などに出荷されます。

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