下校中の女子中学生2人が道に迷った高齢女性を駅まで送り届けました。2人は女性を気遣い声をかけ続け、巡回中の警察官にも相談、女性は無事に保護されました。
11月7日午後3時前、富山市の堀川中学校に通う1年生の脇坂朱香璃さんと川上稜央さんは、下校中に幹線道路沿いの歩道で困っている様子の高齢女性を見つけました。
堀川中学校1年生 脇坂朱香璃さん
「ここらへんで、こんな感じで下を向いていたので話しかけました」
2人は自転車に乗っていましたが、困っている高齢女性に気がつき、自転車をおりてとっさにかけ寄ったといいます。
声をかけると、女性は「家までの道がわからない。駅まで行けば大丈夫かもしれない」と言いました。
「もうちょっとがんばって…」手を引いた
そこで2人は、大人が歩けば3分ほどの距離にある南富山駅への道をスマホを使って教えましたが、理解できていない様子だったといいます。
2人は女性の荷物を持ち、ゆっくりとした歩調に合わせて駅に向かいました。
数分たつと…
堀川中学校1年生 脇坂朱香璃さん
「ここ立ち止まって、こっち行きそうだったので、『ここちがいます』って言いながら一緒に行きました」
何度か道を間違いそうになる女性を誘導し「駅までもうすぐ」など優しく声をかけたといいます。
その後、さらに数分歩き、駅はすぐそこの踏切で女性は再びー
川上稜央さん
「こうゆう感じでとまってて…」
脇坂朱香璃さん
「今にも電車が来そうだったので、疲れているようだけど危ないので『もうちょっとがんばって歩きましょう』って手を引きました」
困っている人を助けられる人になりたい…
息を切らす女性の背中をさすって落ち着かせることに努めたといいます。駅に到着し、パトロール中の警察官に事情を話し、女性を保護してもらったということです。
2人の心優しいとっさの行動に警察から感謝状が贈られました。
堀川中学校1年生 川上稜央さん
「今回は友達と一緒だったんですけど、1人の時とかも、困っている人がいたら助けられる人になりたいなと思いました」
堀川中学校1年生 脇坂朱香璃さん
「困っていたら助けたいという気持ちが大きいので、1人でも勇気をふり絞って声をかけようかなと思います」
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