札幌市のホテルや旅館の宿泊者に「宿泊税」を課す条例が11日、市議会で可決、成立した。1人1泊につき宿泊料金が5万円未満の場合は200円、5万円以上の場合は500円を徴収する。導入は2026年4月を見込んでいる。

 市によると、宿泊税による税収は2018年度の宿泊者数に基づいて算出すると年約27億5千万円で、観光振興を図る施策の費用に充てる。修学旅行に参加する児童、生徒らには課税しない。

 北海道も宿泊税の条例案を道議会に提出していて、12日に成立する見通し。市と同時期の導入を見込んでおり、その場合、札幌市で宿泊すると道と市それぞれの宿泊税がかかることになる。

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