高知県高知市の小学生が、自分たちで植えた野菜の収穫と、地元の量販店での販売を体験しました。
高知市の初月(みかづき)小学校とサニーマートなどは、児童に食べ物のありがたさを学び、地域の人たちと交流してもらおうと、毎年、野菜の栽培と収穫、そして販売体験を行っています。
5日は4年生およそ130人が、9月に種植えを行った大根やじゃがいもなどを地元の生産者らといっしょに収穫しました。
大根を引き抜くと小さな種から育ったとは思えない大きさに児童も思わずびっくり!
(児童)
「重いです」
「おー!すごい」
「イエーイ!めっちゃきれいです」
じゃがいも畑では次々と出てくるじゃがいもを一生懸命掘り出しました。
この後、量販店で販売する野菜なだけに、11月、雨の影響でぬかるんだ畑を見たという児童は、無事に収穫できるか心配したといいます。
(児童)
「こうやってみんなで楽しく収穫したり、いろんな人に食べてもらえないのかなって心配になりました」
「ジャガイモは大きいのが取れました」
「自分で育てたじゃがいもだから、サニーマートで買ってほしい」
採れたての野菜がずらっと並んだのは、学校の近くの量販店サニーマート中万々店です。自分たちで育てて、収穫した野菜だからこそ、販売にも熱が入ります。そして無事に売れると思わず笑顔があふれました。
(児童)
「ダイコン150円です」
(購入した人)
「ありがとうございます」
(児童)
「お客さんにたくさん買ってもらえて、うれしかったです」
(初月小学校 山尾柊人 栄養教諭)
「『食品』というのが、当たり前のように手もとに届くのではなく、たくさんの方の力があってこそ、自分たちの食事ができること、そういったところから『食事の大切さ』を感じてもらえたらと思っています」
(児童)
「みなさん、ありがとうございました」
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