ハッシュタグ(=#)を付けて青森の様々なモノ・場所・人を紹介する【#わっちタグ】です。皆さん、ラーメンはお好きですか?実は、総務省統計局の『家計調査』(2023年・2人以上の世帯/1世帯あたり)によると、青森市は、カップ麺の年間購入額が8361円(全国平均5611円)と全国1位!中華麺の年間購入量(全国平均8.2㎏)は11.46㎏で全国2位となり、ラーメンが大好きと言えるのではないでしょうか。

『味噌カレー牛乳ラーメン』や『しじみラーメン』といった人気のご当地ラーメンがあり、早朝から営業しているラーメン店でいただく“朝ラー”も浸透しています。

今回は、そんな青森の数あるラーメンの中から【#メイン料理ラーメン】と題して、メイン料理とラーメンが融合した一杯を新井宇輝アナウンサーがリポートします。

“ボリューム”があって“おもしろい” ラーメンの上にカツがドーン!!

新井宇輝アナウンサー
「青森市の新城です。こちらを通る国道7号は、ずっと行くと、新潟県までつながっています。そんな幹線道路沿いにあるのがこちら、【海峡ラーメン】です」

【海峡ラーメン】は、JR新青森駅やフェリー埠頭からもほど近い飲食店です。笑顔が素敵な店長の前田美紀さんと前田さんの母・奥谷さんの親子2代で営んでいます。

県外からのお客さんや常連客で賑わっている人気店。取材した日もひっきりなしにお客さんが来ていました。メニューはなんと約60種類!

その中から新井アナが注文したのは、【ポークカツラーメン(小)】(750円)です。麺の量が多い『中サイズ』と『大サイズ』もありますよ。

新井宇輝アナウンサー
「これは初めてみました。インパクトがありますね」

ポークカツラーメンは、トッピングというにはインパクトがありすぎる大きなポークカツが麺を覆うようにのっています。

新井宇輝アナウンサー
「カツの衣がサックサクで、肉の甘みも感じられておいしい。あっさりしたスープにカツの肉と脂がよく合う。すごくジューシーですね。麺は昔ながらの細麺で、どこかホッとするような味わいです。ポークカツラーメンは少し重たいイメージがありましたが、スープがあっさりしているので食べやすいです」

基本となるスープは、鶏ガラや豚ゲンコツを煮て作ります。上澄みのみを使うことで、スープが濁らず、昔ながらのあっさりとした味わいになるのだとか。

ラードで揚げたロースカツをカットしたら、大きな“のり”にのせて沈まないようにそっと麺の上に。

最後にネギやメンマなどをトッピングして、海峡ラーメンのポークカツラーメンが完成!

新井宇輝アナウンサー
「なぜポークカツラーメンを作ることになったのですか?」
店長 前田美紀さん
「45年前に両親が醤油ラーメン1本で店を始めて、それからいろいろ種類を増やしていくようになって、“ボリューム”があって“おもしろい”ものをと考えて作り始めたみたいです」

ポークカツラーメンのとりこになったお客さんも多いといいます。
店長 前田美紀さん
「年齢に関係なく男性が多いですけど、若い人からお年寄りまで注文します。ポークカツラーメンしか食べない常連さんもいますし、初めて食べて2回目も食べてくださるお客さんもいます」

店長 前田美紀さん
「ラーメンも食べられるし、とんかつも食べられるボリュームですね。カツの脂がラーメンのスープに流れるので、それもまたおいしくなる秘訣かな」

次に紹介するのは、“和”のメイン料理とラーメンの融合。食べごたえがあって豪華さも感じる一杯です。

住宅街にある老舗で味わう一杯 チャーシューの上に“えび天”が鎮座

続いてやってきたのは、青森市松原です。
新井宇輝アナウンサー
「住宅などが立ち並ぶエリアでご紹介するのが【原食堂】です」

青森市にある【原食堂】は、創業60年。老若男女にファンが多い老舗の大衆食堂です。やさしいだしの香りに包まれた店で腕を振るうのは、2代目店主の葛原竜治さん。

2代目店主 葛原竜治さん
「創業当時からだしに使っている食材はほとんど変わっていないです。メニューは、多少増えたものもありますね」

たくさんあるメニューの中でも人気なのは、ラーメンに天ぷらがのった【天婦羅中華】(870円)だそうです。

新井宇輝アナウンサー
「なぜ、天ぷらをトッピングしようと思ったのですか?」
2代目店主 葛原竜治さん
「父親の代から食堂メニューでしたので、多分、思いつきでちょっと変わったものをやりたかったのではと思っています」

天婦羅中華に使うのは、エビ!下処理を終えたエビを衣にくぐらせ、揚げていきます。

2代目店主 葛原竜治さん
「エビ自体は立派なものではないので、厚めに衣を集めまして、大きく見せるのが天婦羅中華のポイントです」

ラーメンに使うスープは、先代の頃から変わらない味。煮干しや昆布、豚ガラ、鶏ガラから『だし』をとり、4時間かけて炊いていきます。スープがよく絡む中太のストレート麺にチャーシュー、メンマ、ネギをトッピングすると、このままでもおいしいラーメンの出来上がり。

そこにのせるのがエビの天ぷら!【#メイン料理ラーメン】といえる天婦羅中華の完成です。エビの天ぷらが入ることで、高さもボリュームもある一杯です。

新井宇輝アナウンサー
「まず天ぷらからいただきます。大きいです。
サックサクで、エビはぷりっとした食感。甘みもあります。スープは落ち着く味ですね。煮干しと昆布のだしが効いていて、すごく旨みがあります。衣と一緒にスープを飲んでみると、衣がスープを吸うとトロっとするので、食感に違いがあって楽しい一杯ですね」

原食堂の天婦羅中華は、だし香る醤油ラーメンにえび天がのった贅沢な一杯です。

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「#わっちタグ」2024年11月21日(木)放送回より
※掲載しているのは取材当時の情報ですので、変更となっている場合があります。


~店舗情報~
「海峡ラーメン」
【住所】青森市新城福田273-5
【営業時間】10:00~18:30(月曜のみ14:30まで) 
【定休日】水曜日

「原食堂」
【住所】青森県青森市松原1-14-6
【営業時間】11:00~16:00(祝日は15:00まで)
【定休日】日曜日

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