【ロンドン時事】能登半島地震や豪雨に見舞われた石川県を含む北陸4県を盛り上げようと、インバウンド(訪日客)誘致による経済活性化策を競う学生大会が英ロンドンで開かれた。「ご当地」のさまざまな魅力をアピールし、観光客を増やす狙いだ。
企画したのは、ロンドン・ビジネス・スクールの日本人留学生を中心とした団体。11月29日に行われた最終プレゼンテーションには、1次選考を勝ち抜いた4人1組の6チームが参加した。
プレゼンでは、北陸地方の名産である日本酒を堪能してもらおうと、酒蔵を巡る「酒パスポート」を発行したり、温泉や森林浴、地元の食を組み合わせた「健康ツーリズム」を打ち出したりするなど、ユニークな観光戦略が披露された。
優勝したのは、SNSなどを活用して豊富な海の幸や日本酒をアピールし、長期滞在者を呼び込むアイデアを発表したケンブリッジ大ジャッジ・ビジネス・スクールのチーム。賞品として日本への研修旅行が贈られたメンバーの一人は、「準備を通じて北陸地方に多くの魅力があることが分かった。訪ねるのがますます楽しみになった」と笑顔で話した。
北陸地方の活性化策を競う大会でプレゼンテーションを行う学生=11月29日、英ロンドン
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。