富山県砺波市で2025年春に開催される「となみチューリップフェア」に向け、目玉となる大花壇のデザインが発表されました。春の散居村を背景に砺波市のシンボルキャラクターが笑顔を見せるかわいらしいデザインです。
「となみチューリップフェア」は毎年4月下旬から5月上旬にかけて開催され、例年30万人を超える観光客が訪れます。
立山黒部アルペンルートの雪の大谷に見立てた「花の大谷」や高さ26メートルのチューリップタワーが人気ですが、最大の目玉は大花壇の地上絵です。
来年の地上絵は「花と笑顔が咲く春となみ」のテーマにあわせて気球が浮かぶ春の散居村を背景に、砺波市のシンボルキャラクターが笑顔を見せるデザインに決まったことが13日に発表されました。
砺波チューリップ公園では13日から14品種21万本のチューリップで地上絵を描く大花壇の植え込みが始まり、生産者などが手作業で等間隔で球根を並べていました。
近年は温暖化による花の早期の開花が懸念され、去年から開花の異なる品種をミックスした植え込みが始まっています。
チューリップ四季彩館 企画普及係
三上亜紀代さん
「品種を中生、晩生、極晩生っていうので期間中ずっと咲いてくれるように工夫しているので綺麗に咲いてほしいなと思います」
富山地方気象台によりますと、この冬の降雪量は「平年並か多い見込み」とのことですが、チューリップにとっては好条件だといいます。
チューリップ四季彩館 企画普及係
三上亜紀代さん
「雪は降ってほしいなとは思っています。病気にかかりにくいっていうので、あとは地面の気温が上がらないので成長が抑えられるということもあります」
大花壇の植え込み作業は11月20日までに終了する予定です。
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