大型連休に多くの観光客が訪れている熊本市の城彩苑。
去年(2023年)3月から1年間の売り上げが発表されました。
熊本城桜の馬場リテール 米納弘康 常務執行役員
「前年比では155%、コロナ前の2019年よりも140%という、非常に高い売り上げの伸びとなりました」
担当者も喜ぶ好調ぶり。来場者数は前の年から68万人ほど増え、過去最多の226万2000人となり、店舗の販売高は去年の1.5倍以上と過去最高を記録しました。
好調の要因が、台湾からの観光客の増加です。
きょうも抹茶ジェラートの店には多くの台湾からの観光客がありました。
台湾からの観光客「濃くておいしい」
海外からの団体客の4分の3ほどは台湾からで、更にこの5年でタイなど東南アジアからの観光客も増えています。
また円安の影響で、客1人あたりの消費額が増え、海外旅行を諦めた国内からの観光客が九州・沖縄以外からも集まっています。
こうした状況で懸念されるのが、「オーバーツーリズム」です。
米納常務「食事の予約がいっぱいで取れないという状況も出てきている。そういった点を注視しながら、どうやってより多くのお客様にご満足いただけるかを考えている」
これからさらに観光客が増えることを見越して、城彩苑は対策を進めることにしています。
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