農林水産省は、9月末現在の新潟県産米の1等米比率が84%だったと発表しました。高温の影響を受けた前年の同じ時期と比べて、大幅に回復しました。

農林水産省 北陸農政局によりますと、新潟県内の1等米比率は9月30日現在で84%でした。前年同じ時期の13.5%から70ポイント以上上回り、大幅に回復しました。2等米は14.9%。3等米は0.8%となっています。

品種別の1等比率米は、新潟県の主力米『コシヒカリ』が83.6%(前年同時期は3.6%)、高温に強い『新之助』は99.4%(前年同時期は97.3%)、そして『こしいぶき』が88.2%(前年同時期は15.9%)となっています。

大幅に回復した理由について、新潟県は、高温で水不足だった去年の結果を踏まえて有識者らの研究会を立ち上げて検討してきたことを挙げ、その中で提言された水不足が懸念される地域での用水の有効利用や、生育状況によって適正な栽培管理の徹底が生産者に広がったことが成果として現れたのではと分析しています。

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