和歌山県広川町で19日、津波の際の避難訓練を兼ねて、海岸線近くの役場前から高台にある広八幡宮まで、数百人の人々がたいまつを片手に約2キロを行進する「稲むらの火祭り」が開かれた。安政南海地震(1854年)の際に、村人たちに避難路を教えるため、稲の束を積み上げた貴重な「稲むら」に火を放ち、多くの人々を救った実業家浜口梧陵(はまぐち・ごりょう)をたたえ、防災の精神を未来に語り継ぐ催しだ。【時事通信映像センター】

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