大相撲・秋場所で優勝し大関昇進を決めた大の里関が、中学から高校時代に生活していた新潟県の糸魚川市を凱旋し、“第二の故郷”の市民やファンと交流しました。

28日には、えちごトキめき鉄道の糸魚川駅に「ラッピング車両」で到着。
昭和以降最速で大関に昇進した大の里(24歳)をはじめとする、新潟県立海洋高校出身の力士たちの姿が施されたこの車両は、千葉県の会社から糸魚川市に寄付された「企業版ふるさと納税」を活用して作られたものです。

【新大関 大の里】
「いやぁ、すごいですね」
「また次に向けて、より一層頑張りたいなと思いました」

大の里らの活躍を後押しするラッピング車両は、トキめき鉄道の日本海ひすいラインを今後2年間走る予定です。

新大関となった大の里は、母校である新潟県立海洋高校の近くにある道の駅『マリンドリーム能生』で開かれたイベントにも参加。
海洋高校相撲部の恩師・田海哲也総監督や、元琴欧州の鳴門親方らとトークを繰り広げました。

「厳しい環境で育ってきて、携帯もゲームも禁止な生活をしていて唯一の楽しみというのが学校だった」「今思うとすごく楽しかったなと思い出に残っています」

会場には、およそ1000人の市民やファンも駆け付けました。

「幕内最高優勝している力士が、この糸魚川に来てくれることすごく嬉しい」
「かっこいいです。すごくかっこいいなと思って。年下なんだけれども、かっこいいなと思います」

第二の故郷で過ごした束の間の2日間は、大の里にとって、11月に迎える九州場所と今後の綱とりに向けての貴重なふれあいの時間となったようです。

【新大関 大の里】
「糸魚川にきて短い時間でしたけど、ゆっくり休むことができて、切り替えて巡業が始まりますけど、しっかりと稽古して九州場所に向けて頑張りたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします」

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