高知を拠点に活動する4人組ロックバンド「THE・ステレオギャング」が8月、音楽コンテストの世界大会で3位入賞を果たしました。海外での初めてのライブがメンバーにとって大きな自信につながったようです。

高知大学軽音楽サークルの4人が2021年に結成したロックバンド「THE・ステレオギャング」。2024年7月、インディーズ・アーティストを対象とした世界最大規模の音楽コンテスト「エマージェンザ」の日本大会に出場し、優勝。国内160バンドの頂点に輝き、世界大会への切符を手にしました。

世界大会はドイツのローデンブルクで先月9日から3日間の日程で行われました。

毎年数万人が訪れる野外フェスを舞台にステレオギャングは4曲を演奏。世界各国の予選を勝ち抜いた強豪を前に堂々としたパフォーマンスを披露し、見事3位入賞を果たしました。

発表の瞬間は。

(ボーカル・ギター Miu)
「英語で発表されたので。3位…ステレオギャングって言われて。『あぁ…ああぁああ…』って感じ(笑)。優勝はもちろん目指していたので悔しい部分はあったんですけど、終わった後審査員に総評をもらいにいったときに『上位3バンドが本当に優れていた』、『音楽は芸術なので負けだとは思わないで』、『すごく良かったからこのまま貫いて続けてほしい』、という言葉をもらえて嬉しかった」

ステレオギャングにとって海外でのライブは初めての経験。言葉の壁に最初は不安もあったそうですが。

(ボーカル・ギター Miu)
「私、MC(曲間のトーク)もあるじゃないですか。英語とドイツ語を交えて。MCのカンペとにらめっこしながらドキドキしてました(笑)。でも本番はめっちゃ楽しかったです」

(ベース Toki)
「前の方のお客さんも手をあげてノッてくれたりしていて、受け入れてもらえていると感じました」

(ギター Taishi)
「演奏していたらお客さんが段々と増えていったので、伝わったのかなと思います」

(ドラム Haruki)
「見る限りは人がいっぱいいたのですごく嬉しかったです。良い経験をさせてもらいました」

演奏終了後には。

(ボーカル・ギター Miu)
「ドイツ語でアンコールって言われていたので『ズーガーベー』って言われていて、最初何のことか意味が分からなくて何を言われゆうがやろうと思っていたら『アンコールで』ってまわりの人に言われて、あっそうなんですねって。感激でした」

出番が終わり会場でライブを楽しんでいた時も…。

(ボーカル・ギター Miu)
「お客さんが話しかけてくれて。『最高だった』とか伝えてくれる。嬉しかったです」

これまで貫いてきたスタイルが世界で評価され、メンバーにとって大きな自信につながったようです。世界大会での経験をきっかけに、ザ・ステレオギャングは新たな一歩を踏み出します。

(ベース Toki)
「国内外問わずステレオギャングって言ったらこんなバンドだよねっていう風に名前が知れ渡るバンドになりたい」

(ギター Taishi)
「いろんな人に名曲だと思われる曲をどんどん増やしていきたい」

(ドラム Haruki)
「自分たちが大好きなMötley Crüe(モトリー・クルー)と対バン(共演)できるようなバンドになりたいです」

(ボーカル・ギター Miu)
「日本はもちろん、海外の音楽フェスとかにどんどん出られるような、世界中で活躍できるバンドになっていきたい」

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