旧暦の8月15日に当たる「中秋の名月」を迎えた17日、各地で月見を楽しむ人々の姿が見られた。厳しい残暑が続いているが、夜空を照らす大きな月を眺め、秋の気配を感じていた。
東京・池袋の高層ビル「サンシャイン60」の60階にある展望台では恒例の観賞会が開かれ、多くの来場者が輝く月をうっとりとした表情で見つめた。母親と訪れた埼玉県鶴ケ島市の中学2年大塚莉玖さん(13)は、ビルから東京スカイツリーと光る月を望み「とてもきれい。少し秋を感じられた」とほほ笑んだ。
旧暦の8月15日は、空気が澄み、1年で最も月が美しい日とされ、月見をする風習がある。
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