2024年も、あの魚が旬を迎えています。高知県中土佐町の久礼大正町市場には、「幻の魚」を求めて6日も長い列ができていました。

(リポート 松岡葵アナウンサー)
「中土佐町の久礼大正町市場に来ています。新鮮な魚を提供してくれる市場なんですが、きょうやってきたのは、今が旬のあれを食べるためなんです!」

やってきたのは、この時期にお目見えするメジカ横丁。2023年にオープンしたばかりで、きょうもこの行列です。みなさんのお目当ては??

(松岡葵アナウンサー)
「こちらの新子です!」

メジカの愛称で親しまれている、マルソウダガツオの稚魚。新子(しんこ)とも呼ばれ、「朝釣った新子は昼までに食べろ」と言われるほど鮮度が落ちやすく、県外で流通することはほとんどありません。獲れるのは8月中旬から9月下旬ごろまでで、天候などにより漁に出られなかったり、釣れなかったりすることもしばしば。まさに「幻の魚」です!

(松岡葵アナウンサー)
「おいしそう~!いただきます!んん!え!すごいです!こんなもっちもちなんですね!新鮮だからこそ味わえる食感がたまらないです!臭みもなくて、味が本当に濃厚なんですよ!新子の甘味、ぶしゅかんの酸味がとってもいい相性です」

(観光客)
「愛知県から来ました」
Q.愛知も海に面しているが、高知の魚(新子)は?
「鮮度が違うんですかね。すごくおいしいですね」
「すごくおいしそうで、この時期にしか食べられないと聞いたので、ここに来ないと食べられないものが食べたかった」
「食べてみたーい!これからも」

県内外問わず、大勢の人が新子を求めてやってくる久礼大正町市場。2024年からは新子の入荷や売り切れに関する情報が表示されるディスプレイを設置しています。訪れた人たちにより快適に過ごしてもらい、中土佐町をもっと好きになってもらおうという試みです。

(なかとさ観光協会 谷口由紀さん)
「去年はすごく少なかったが、今年は近場ですごく獲れているので、早く漁も戻ってきてくれて、お店も早く開いています。鮮度が命なので、すぐ食べてもらって、おいしいところ、もちもちした感触を味わってもらいたい」

メジカ横丁の新子は9月いっぱい楽しめそうだということです。

※電話での問い合わせは受け付けていないため、ホームページなどで入荷情報の確認を。

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