爽やかな香りと程よい酸味の果汁が料理の味を引き立ててくれる柑橘、『ブシュカン』の収穫が高知県四万十市で始まっています。

鈴生りに実を付けているのは“酢ミカン″の一種で爽やかな香りと程よい酸味が特徴の『ブシュカン』です。

四万十市で長く親しまれてきたブシュカンを特産品として売り出そうと、市内の生産者らが『四万十ぶしゅかん生産者組合』を結成し、耕作放棄地などを活用してブシュカンを栽培しています。

川登地区の伊与田真哉さんの畑では4日から収穫を始めていて、およそ200本の木に実った濃い緑色の玉を摘み取っていました。2024年は、裏年にあたり、日照りや雨不足などもあって、収穫量は豊作だった2023年の4割ほどを見込んでいます。

(四万十ぶしゅかん 高山竜大さん)
「実の質は上々です。皮は、すりおろして冷ややっこにかけたり、果汁は、刺身にかけていただくと夏を感じられると思います。もっと多くの人に知ってもらって“夏はブシュカン″だと広めていきたいです」

収穫作業は9月下旬までで、収穫した実の果汁はドリンクや酎ハイの素などに加工して販売するほか、玉のブシュカンは高知県内量販店などで購入できます。

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