新潟県長岡市に新たに誕生した研究開発施設『Yonex Performance Innovation Center』。ここでは、スポーツ選手の体の動きなどを科学的に分析し、世界に通用する製品を開発します。

27日には、バドミントン男子シングルスの元世界ランキング1位の桃田賢斗選手、2012年ロンドンオリンピック™女子ダブルスの銀メダリスト藤井瑞希さん、そして東京オリンピック™に続く今年のパリオリンピック™で連覇を果たしたデンマークのビクター・アクセルセン選手の3人が集まりました。

ヨネックスのラケットを使うスタープレーヤーたちは早速、この研究開発施設の核となる『動作解析室』に入ります。

ラケットを握る桃田選手の体の至る所には、小さなマーカーがついています。
マーカーはラケットとシャトルにもついていて、専用の機器を通して選手の体の動きやスピードをデジタル化するとともに、床に設置された装置からは踏み込んだ力の強さや方向も分析できるそうです。

「人の動き・製品の動き・シャトルの動き、そういったものを可視化して、数値化して、分析して、それをまた新しい次の新製品に生かしていこうと…」

また、研究用コートで複数のカメラで体やシャトルの動きを記録し、その映像から選手のプレーの解析も可能だということです。

さらに施設内には、トレーニングルームのほか、テニス世界大会を想定した4種類の屋外コートも備えられていて、選手のパフォーマンス向上を大きく後押ししてくれそうです。

【桃田賢斗選手】
「細かいところまで研究してもらえるので、自分のクセや苦手なところをしっかり克服できる。ここから数々のスーパースターが生まれることを期待しています」

【ヨネックス新潟工場 研究開発室 末竹純也さん】
「データベースを活用して、この研究開発施設の隣にある生産工場ともうまく連携し、スピード感を持って新しいチャレンジに取り組んでいきます」

ヨネックスでは、この施設を通して「全てのプレーヤーを支える製品づくりを目指したい」としています。

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