日本酒をアピールする阿武の鶴酒造の三好隆太郎製造部長(左)ら=26日、米ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】山口県萩市は26日、米ニューヨークで現地飲食業界関係者ら約80人を招き、萩焼のぐい飲みを使った地元日本酒の試飲会を開いた。米紙ニューヨーク・タイムズの今年行くべき旅先に山口市が選ばれ、県全体にも注目が集まっている。萩市は好機だとして特産品をニューヨークでアピールし、海外販路拡大を目指す。

 試飲会には萩市や周辺の六つの酒蔵と七つの窯元が参加。岡崎酒造場の岡崎考浩社長は「辛口で後味すっきりの日本酒は、濃いめの味の料理とも合う」と訪れた人に訴えた。阿武の鶴酒造の三好隆太郎製造部長は「試飲した人の反応はとても良く、山口の名前が知られた今がチャンスだ」と期待した。

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