お店でランチを食べるのは好きですか？
お得な印象のランチですが、物価高騰や人手不足で事情が変わってきているようです。
きのう（4月24日）の昼、たくさんの客で賑わう熊本市の焼き肉店。みなさんのお目当ては…
女性客「ホルモン鉄板焼き定食です」「1000円です」「すごくお得、コスパ良いですよね」
男性客「ホルモン鉄板焼きを食べました」
女性客「牛カルビ鉄板焼き定食にホルモン煮込みと生卵を目玉焼き風にしていつも頼んでます」「これで1300円」「お得ですね」
リーズナブルな価格で美味しい肉を楽しめるとあって人気を集めています。
しかし・・・
熊本ホルモン 亀井渡店長「今週の土曜日で一旦終わり…というか、もう終わる」
20年以上続けているランチ営業をやめるというのです。
その理由は・・・
亀井店長「わかりやすく言うと『お肉』ですね。お肉がコロナ前に比べて2倍近くになってきているので…で、人がいないのでやめようかという決断になりました」
材料費の高騰と、人手不足。2、3年前までは800円だった定食を今は1000円で提供していて、これ以上値上げすることはできないと言います。
それに加えて、スタッフも足りません。
亀井店長「求人はずっとかけているんですけど、基本的にほぼ来ないです」
「今の時代は短時間で隙間バイトが流行っているので、みんなそういうところにいっているのかなと」
思い切ってランチをやめて夜の営業に集中することにしました。
なかなか厳しいランチ事情・・・
ほかのお店はどうなのか、街を歩いてみると。
後生川 凜アナウンサー「カレーランチ、1000円なんですが、上から紙が貼ってあるので、これ値上げされているのかもしれません」
カレー店 店主「昔は800円」「材料費が高くなったため850円になって、900円、今は1000円」
街中のいたるところに、値段が貼りかえられたメニューが並んでいました。
後生川アナ「こちらのお店はマグロ丼。一番安いもので1300円。メニューを見る限り値上げをした形跡はありません」
しかし・・・
マグロ丼店 店主「漁によって値段が変わってくるので、50円～300円くらい、ちょっと値上げさせてもらいました」「できる限りこっちも上げたくはないので頑張っていこうとは思っていますけど・・・」
お店の努力で”お値段据え置き”は、難しい時代になっているようです。
後生川アナ「材料費の高騰に、人手不足。ランチといえばお得に楽しめる！というのは当たり前ではなくなりそうです」
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