高知県土佐清水市の水族館でちょっと変わった企画展が開かれています。テーマは“毒”。危険な生き物が勢ぞろいし訪れる人達を驚かせています。

土佐清水市の足摺海洋館SATOUMIで夏休みの企画として開かれているのは『コウチノ毒展』です。壁には危険を表す“DANGER”の文字…毒を持っている魚類や爬虫類など18種類の生き物が展示されています。一種類を除いて、県内に生息し、捕獲された生き物。

こちらの石のような姿の魚は危険生物として図鑑などに掲載され子ども達にも馴染だという“オニダルマオコゼ”。

こちらは飼育員が県西部沖で採取した“サザナミフグ”。皮や内臓に神経毒を持つといいます。

そして昆虫の蜂に刺された時と痛みや症状が似ていることから名付けられたという“ハチ”という魚や、マムシより毒が強いとされる“ヤマカガシ”なども展示されています。

(見に来た人)
「意外な生き物が毒を持っていたり、おもしろい」

こうした危険生物たちですが、正しく調理すればおいしく味わえる生き物も。

(見に来た人)
「見た目と違って毒があるというのが興味深いですね。食事になると美味しく食べられるというのが興味深くて…、ここにまとめて展示しているのも分かりやすくていいですね」

ところで巨大地震注意の南海トラフ地震臨時情報で、SATOUMIにも影響があったと、新野館長は話します。

(足摺海洋館SATOUMI 新野大 館長)
「この時期ですね、一番集客が多い時期なんですけども、やはり去年に比べると大体毎日半分ぐらいのお客様の感じかな。職員の皆さん、なんかあった時にはちゃんと避難誘導できるようなことは周知しています」

企画展『コウチノ毒展』は土佐清水市の足摺海洋館SATOUMIで8月31日まで開かれています。

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