高知県の夏の風物詩「よさこい祭り」の本番が10日、高知市で始まった。県内外から184チーム、1万6千人以上が踊り子として参加。南海トラフ地震の臨時情報が発表された影響で、4チームが出場を辞退した。12日までの期間中、南国土佐に鳴子の音色が響き渡る。

 祭りを運営する振興会が、避難場所や経路の確認を会場やSNSで呼びかける中、両手に鳴子を構えた各チームの踊り子たちが商店街などで演舞を披露。大勢の観客でにぎわっていた。

 家族と訪れた高知市の大宮雅人さん(66)は「よさこいを見ると夏が始まったという気分になる」と笑顔で話した。

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