雨の日が続き、気分転換に外に出るのもためらう梅雨シーズン、雨を気にせず楽しめる場所があったら最高ですよね。

今回は雨の日でも楽しめる工場見学を川上涼佳(かわかみ すずか)リポーターが紹介します。

予約なし&1人OK『杉養蜂園』

1件目は熊本市北区、フードパル熊本にある「杉養蜂園」。ミツバチの飼育数日本一を誇る杉養蜂園のショップです。

実はショップ横を抜けた先に、見学できる工場『SUBACO ハニーミュージアム』があるんです。

しかも、工場見学は無料で、予約も不要。1名様からでも参加できるそう。

2019年にオープンし、予約なしで自由に入れる事もあって人気を博していました。しかし、その翌年、新型コロナの影響を受け見学を休止。去年、受け入れを再開し、今また徐々に人が増えてきているのだとか。

見学内容も充実。工場内は「工場見学エリア」と「展示エリア」があり、「工場見学エリア」では、はちみつが商品になる過程を見ることができます。
「展示エリア」は、ミツバチの巣の様子や実際に使われている養蜂の道具、そして説明パネルなどがあり、ミツバチや養蜂について学ぶことができます。

中にはこんな豆知識も。

川上涼佳リポーター「えっ、ローヤルゼリーを食べた蜜蜂だけが女王蜂になる?」

杉養蜂園 眞﨑華穂さん「そうなんです。女王蜂とほかの働き蜂は元々同じ卵なんですよ。ローヤルゼリーだけを食べ続けると女王蜂に成長する」

川上リポ―ター「ローヤルゼリーにそんなパワーがあったとは、驚きです!」

蜂の巣ごと楽しむソフトクリーム

工場見学のあとは、隣接する「SUBACO(スバコ) ハニーショップ」へ。さまざまなハチミツ商品の買い物が楽しめるほか、スイーツも!

眞﨑さん「巣房蜜(すぼうみつ)ソフトクリームです。蜜蜂の集めた はちみつを蜂の巣ごと食べていただけます」

果たしてそのお味は…?

川上リポーター「んー!食べた瞬間にはちみつがとろーんって、ソフトクリームの甘さが合いますね」

またショップ内では、ミツバチが巣作りのために作り出す、天然のワックス「蜜ろう」を使ったろうそく作り体験が可能です。※税込300円

体験は予約が必要なので、訪れる際はお忘れなく!

こだわりの商品づくりを生で!

続いてやってきたのは、熊本県宇城市不知火町の国道沿いにある「松合食品」。こちらも無料で工場見学が可能です。

創業して約200年という老舗みそ・しょうゆ醸造所。モットーは「世界一安全な原料で世界一の味噌・醤油・酢を作ろう」なのだそう。

豊富なラインナップ!

原料に熊本県産 無農薬栽培の大豆を使い、こだわりの製法で作られた醤油は、全国醤油品評会で最高賞を受賞したことも。

そんなこだわりの商品づくりを、いざ見学!

見ることができる工程は日によって異なり、この日は、しょうゆもろみのアルコール発酵の様子を見学です。

川上リポーター 「ぷくぷくしてるのはなんですか?」

しょうゆもろみのアルコール発酵の様子

松合食品 藤内誠志さん「これは微生物の酵母がおいしくしてくれている証拠です。1年間熟成させることで、本当においしいしょうゆになる」

一般的な醤油はおよそ半年で完成しますが、松合食品では昔ながらの作り方のため、1年以上かけて作り上げています。

隣接している直売所では、15種類にもおよぶ、しょうゆの味くらべができます。さらに、こだわりのしょうゆや味噌は割引価格なんです。

また、お店ならではの“しょうゆスイーツ”も!

ひんやりしょうゆスイーツ

その名も「プレミアム丸大豆しょうゆソフト」。

しょうゆを練り込んだソフトクリームへ、「追いしょうゆ」をスプレー!

すごくかけてるけど、大丈夫?

さらに、熟成しょうゆでコーティングしたアーモンドクラッシュをたっぷりかけた、しょうゆ三昧のスイーツです。

しかし、さすがにちょっと辛いのでは…?

川上リポーター「いい甘じょっぱさ!アーモンドが良いアクセントで飽きないソフトクリームです」

松合食品の工場見学は予約が必要なので、一度電話でご確認をしてみてくださいね。

企業ごとの知られざる魅力を楽しく学べる工場見学。雨の日でも楽しめるので、ぜひこの時期に計画してみてはいかがでしょうか?

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。