医師を務めながら、コント日本一を決める「キングオブコント」に挑戦することを決めた男性に注目します。
「医師」と「お笑い」という二足のわらじで活動する男性。どのような思いでコントを始めたのでしょうか。

平均年齢55歳 コントグループ「イチロク會」

(門内一郎さん)「今ですね、最初のコントの準備です」

宮崎市に住む、門内一郎さん(51歳)。
この日、4人のグループでコントライブを行います。


なんと、門内さんは、現在、宮崎市保健所の副所長を務める医師。
能登半島地震では被災者を支援する保健チームとして、現地に派遣されました。


門内さんら4人は、今年2月、コントグループ「イチロク會」を結成。ある目標を掲げました。

(門内一郎さん)
「『キングオブコント』に挑戦します」

「イチロク會」のメンバーは、劇団の団長を務める蛯原達朗さん(61歳)と、団員の真部法人さん(59歳)、それに、プロの声優の池田知聡さん(48歳)。
平均年齢は、55歳です。


(門内一郎さん)
「おもしろいおじさん(笑)一緒に演劇して、舞台公演を一緒にやって、おもしろい人たちだってことで、集まってもらいました。結成自体は2月に結成して、3月に初のお披露目をしたという感じですね」

予選前の最後のステージ「2分で笑わさないといけない」

この日は、「キングオブコント」予選前の最後のステージです。

(池田知聡さん)
「とにかく笑っていただければなと思います」
(門内一郎さん)
「できる限り頑張って皆さんに楽しんで帰ってもらえたらなと思ってます」
(真部法人さん)
「自分が一番楽しむ、お客さんも楽しむ、以上です」

会場に、同僚や友人など、続々とお客さんが集まります。

(客)
「(門内さんは)高校の同級生なんですよ。『まさか!お笑い!?』って思って、真逆の感じだったので、ギャップを楽しみたいのと、大笑いしたいですね」
「もう(コントライブ)3回目です。成長を身に来ました。お芝居的なところがちょっと普通のコントと変わっているのかなと思って」


4人は、直前まで段どりや台本を確認し、本番に臨みます。

(メンバー)「どうも~!」
(蛯原達朗さん)
「こんな雨降りの中、皆さんそんなに暇なんですか?」


演劇の経験をいかした迫力あるコントでお客さんの笑いを誘います。

(蛯原達朗さん)
「結構反応が予想以上によかったんで、このネタもいけるかなって。キングオブコントの1回戦、2分しかできないんですよ、だから、2分で笑かさないといけないという」

おじさんたちの夢を背負っていますので少しでも上に進んでもらいたい

その後も、個性溢れるコントが続きます。

(門内一郎さん)
「受けてました?大丈夫でした?楽しんでますけど、緊張しています。みんなが楽しんでくれればというところです」

この日、「イチロク會」は5本のコントを披露しました。


(門内一郎さん)
「大勢の方に支えられて、私たちはここまで大きくなりました。もっともっと大きくなって帰ってきたいとおもいますので、(キングオブコント)一回戦、通った暁には、ぜひ1000人入るホールでやりたいと思いますので、そのときは、皆さんどうぞ、賑やかしでよろしくお願いいたします」


(客)
「初めてみたんですけど、めちゃくちゃ笑ったので、頑張ってほしいです」
「おじさんの4人組の良さを生かして、なんか進んでいってほしいなって思います」
「宮崎の夢を背負ってますので、おじさんたちの夢を背負ってますので、ぜひ(予選)突破して、少しでも上に進んでもらいたいなと思います」

有名になるならどうするんだろう?でも、演劇も有名にしたいしな

医師として、保健所で働く門内さん。コントを始めたのにはある理由がありました。

(門内一郎さん)
「元々は宮崎を盛り上げたいとは思ったんですけど、盛り上げるためには誰かがちょっとやっぱ有名にならないと駄目だろうなって。『ちょっと有名になるならどうするんだろう?でも、演劇も有名にしたいしな』と思ったときに、コントだったら、『演劇に笑い』だからいけるかもって、単純だったんですけど」


「宮崎を盛り上げたい」と始めたコント。大舞台に向けた挑戦が始まります。

(4人)「イチロク會、一回戦突破!おー!」


「イチロク會」が挑戦する「キングオブコント」の1回戦ですが、今月7日に名古屋で行われるということです。
予選突破のみならず、ぜひ、決勝に進出して、全国放送でその活躍を見てみたいものです。

※MRTテレビ「Check!」7月2日(火)放送分から

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