日本一のお風呂好き!?
人口10万人あたりの公衆浴場の数が全国1位(23.0か所)で最も多い青森県。
温泉地の数では全国5位(125か所)、湧出量は全国第4位(138.6L/分)と温泉の宝庫でもあります。
※公衆浴場数…総務省「社会生活統計指標」(2021年度) 全国平均(2.5か所)
※温泉地数・湧出量…環境省「温泉利用状況」(2022年度)

そんな青森の温泉や銭湯までミュージシャン&芸人・ワハハ本舗のタマ伸也さんがドライブするシリーズ「あおもりドライ風呂」。今回訪ねるのは、平川市にある温泉。聞くところによると、「看板猫」がいるらしいのです。

案内役を務める十和田市出身の芸人・斗澤やすあきさんとは、青森市にあるJR浪岡駅で待ち合わせ。

さっそく、「看板猫」に会いに向かうんだにゃ~!

看板猫ちゃんとご対面!!…の前に気になる告知発見「出入りを禁じます」

かわいい「看板猫」に会うべく平川市へとやってきた2人。見えてきたのは、この日の目的地「館田(たちた)温泉」です。味わい深い外観が好みで“外観ソムリエ”を自称するタマさんは、少し古びてどこか懐かしさを感じる外観が気に入った様子でした。

さて、館田温泉に到着。
すると、入り口で気にせずにはいられないこんな告知を発見!!

斗澤やすあき さん
「告知 露天風呂の蛇口を勝手にいじる方は出入りを禁じます!! 館田温泉 主」
タマ伸也 さん
「これ告知じゃなくて注意だね」
斗澤やすあき さん
「そんなにかしこまらなくていいですよね!絶対だめですから」

一体どんなお風呂なのか!?館田温泉の山谷さんに聞いてみました。

館田温泉 山谷純子 さん
「郷土に根付いた温泉です」
タマ伸也 さん
「地元の人がいっつも来るような感じのイメージ。外観もそんな感じですもんね」
館田温泉 山谷純子 さん
「はい。あとは、(温泉が)熱いです。あっつい!
タマ伸也 さん
「あっついんだ。あっ!!だはんで(=だからという意味の津軽弁)蛇口勝手にいじるなって書いてあるんだ。熱い温泉が売りなんだ!」

そう!「館田温泉」は、地元では「熱の湯」として知られているんです。
そういえば、看板猫はどちらに?と思ったら、意外にも2人が山谷さんに話を聞いていた受付の近くにいました。

看板猫を務めるのは2匹の猫。白に茶色の模様が特徴の「トラ吉」は、ちょうど寅年のときに来たので「トラ吉」と名付けられたそう。もう1匹は、ライオンのような顔立ちをしているので「ライ丸」で、どちらもオスです。

実はこの2匹、飼えなくなってしまったお客さんから2年ほど前に引き取った保護猫。その前にも2匹の白い猫が大切に育てられ、この世を去るまでの22年間、先代の「看板猫」として愛されてきました。その2匹も、最初は近所にいた「野良猫」でしたが、「館田温泉」で保護したのだそうです。

タマさん、近くにいた「ライ丸」に話し掛けて遊ぼうとしますが、完全にムシされてしまいました…。
タマ伸也 さん
「ライ丸、きょうはお休みです」

ここで、ある情報を入手。えっ!?まさかの“ファン”現る?

常連客の“ドライ風呂”ファンと一緒に「温泉トリオ」結成!!レッツ入浴

なんと!館田温泉の常連さんに“ドライ風呂ファン”の小学生がいるのだそうです。さっそく2人とご対面。

タマさん&斗澤さん
「こんにちは~!番組を見てくれているの?うれしいな~せば、一緒に入るか」
館田温泉の常連・愛翔くん
「はい!」

館田温泉の常連・小学5年生の愛翔くんレッツと入浴!

【入浴料】
◆大 人…400円
◆小学生…150円
◆幼 児… 50円

【泉 質】ナトリウムー塩化物泉
【適応症】神経痛・筋肉痛・関節痛など

タマ伸也 さん
「あ~いいな~これ。地元に根付いてる青森の銭湯って感じで」

きょうは、3人組でトリオを結成!さっそく3人で入ろうとしますが、温泉の温度は約46℃とかなり熱め。「熱い、熱い」と言いながらも3人仲良く肩を並べて入浴です。

タマ伸也 さん
「あっついばって(=熱いけれども)いいな!かといって熱いからといってトゲトゲしていないまろやかなお湯。愛翔は、どれくらいの頻度で来ているの?」
館田温泉の常連・愛翔くん
「毎日!!」
タマ伸也 さん
「毎日!?小学5年生で毎日温泉に入りに来るのか~。愛翔にとってこの館田温泉のいいところは?
館田温泉の常連・愛翔くん
優しい人がいっぱいいるし、温かいお湯で体が温まるから冬も気持ちいい!!
タマ伸也 さん
「すっげぇ!めちゃめちゃコメントが仕上がってる。これ、仕込みじゃないからね」

そして、3人が入った浴槽のお隣の浴槽は、お湯の温度を少し下げていて約44℃なので、熱いのが苦手な方はこちらへどうぞ。

続いて温泉トリオは露天風呂へ。

タマ伸也 さん
「みんな優しくて、人がいいんでしょ?あ~過去イチ出ちゃったな」

それでは最後に恒例の“アレ”いきましょう。

館田温泉の常連・愛翔くん
「タマさん、〆の一句お願いします」

タマ伸也 さん
「わかりました。詠ませていただきます。
“館田の湯 来れば愛翔に 会える風呂” お後がよろしいようで」

タマさんの“〆の一句”にまで愛翔くんに登場してもらいました!ありがとうございました。きょうの「ドライ風呂」は、このあとも、猫ちゃんとのふれあいが続きます。

譲渡も可能!!かわいい“保護猫”たちとのふれあいでタマさんもメロメロに

温泉で猫とふれあった2人は、もーっと猫と仲良くなりたくて平川市のお隣・黒石市にある「猫ハウス ごろにゃん」にも行ってみることに。

「猫ハウス ごろニャン」では、大人30分600円で猫とふれあうことができます。
【料金】30分 ※追加料金100円(10分)
◆大 人…600円
◆学 生…400円
◆小学生…無料
2024年の4月にオープンしたばかりで、ある目的があって誕生したのだそうです。

教えてくれたのは、代表の直井勇磨さんです。
タマ伸也 さん
「猫はどのぐらいいるんすか?」
直井勇磨 代表
「20匹程度はいます」

タマさんが想像していたよりもたくさんの猫がいるようです。こちらにいるのは、様々な事情で保護された猫なのだそうです。

直井勇磨 代表
「青森県動物愛護センターや保護猫団体でボランティアする中で、保護猫を展示しながらふれあえるお店の必要性があると感じた」
タマ伸也さん
「頼もしい。優しい顔してカッコイイこと言うね!」

猫がいるのは、建物の2階です。まずは、赤ちゃんが部屋へ。

この部屋では、生後2ヶ月程の子猫とふれあうことができます。かわいらしい猫ちゃんたちがたくさんいて、タマさんはもうメロメロです。

タマ伸也さん
「やばい、おじさん迷っちゃう。部屋ごと持って帰りたいよ、これは」

猫を抱っこすることもできるので、くれぐれも優しくお願いしますとのこと。

また、スタッフが飼っている猫と遊ぶこともできます。かわいい猫ばかりなので、時間がたつのを忘れてしまいそうな2人でした。

そして、この施設の特徴が「譲渡猫の部屋」です。こちらは、譲渡可能な猫とふれあうことができます。

取材した際に部屋にいた猫は、愛称や性別、ワクチン接種やウイルス検査の状況が貼りだされてありました。4月27日のオープンから5月23日までの間に7匹が譲渡され、新しい家族と暮らしているそうです。

ちょうど居合わせたお客さんに、お目当ての猫がいるのか聞いてみました。
お客さん
「飼いたいのですが夫は猫が苦手なので、ここでふれあっています」

いろいろ家庭の事情があると思いますので、「飼う」と決める際には、最期まで責任をもって世話をする覚悟を忘れずに。

さて、「ごろニャン」の1階では、ジュースやスムージーなどを販売していて、購入したものは2階の休憩スペースで楽しめます。せっかくなので、タマさんと斗澤さんはおすすめの「ピーチ&バナナスムージー」(660円)をいだきました。

斗澤やすあき さん
「甘くて、うまい」
タマ伸也 さん
「これだけの猫の中でスムージー飲んだの初めてだね。今まで一度もないよ、これ」

今回の「ドライ風呂」は、「看板猫」に癒され「保護猫」について考えた猫三昧のドライブとなりました。「ドライ風呂」のロケがあると聞いてかけつけてくれた小学生がいたことには、感動でした!さあ、青森の温泉や銭湯50軒制覇の目標まで残り20軒。次はあなたの街のお風呂に行くかもしれません。

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「あおもりドライ風呂」2024年6月19日(水)放送回より


~施設情報~
「館田温泉」
【住所】青森県平川市館田前田278-3
【営業時間】5:30~22:00
【入浴料】
◆大 人…400円
◆小学生…150円
◆幼 児…50円

「猫ハウス ごろにゃん」
【住所】青森県黒石市中川篠村42-1
【営業時間】11:00~19:00(最終受付18:30)
【定休日】月曜日

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。