高知中央高校のダンス部が、3月、アメリカで行われた世界大会で初めての優勝を果たしました。豊かな表現力と、難易度の高い技の揃い具合が評価されました。

放課後の教室。音楽に合わせてリズムよく踊る生徒たちがいます。高知中央高校のダンス部です。創部は2004年。各々の表現力が魅力で、これまで、何度も日本一に輝いてきました。

こうした中、3月にアメリカで行われた世界大会に出場し、ジャンルを問わない「チームオープン」部門で念願の世界一となりました。その踊りがこちらです。

今回優勝した「チームオープン」は踊りのジャンルを問わず、チーム力が問われる部門です。実は、高知中央高校、この部門への挑戦は初めて。踊りの揃い具合や表現力などが評価され、初挑戦での世界一となりました。

(森本衣織 部長)
「『一位とれた』と言われてすぐは実感がなくて、英語だったので『あれ一位なんかな』って感じやって、本当に一位とった時はすごくうれしくて」

この踊りで特に練習を重ねたのが、キックバックという技。両腕を地面につけて片足をけり上げる技で、ダンス界の中でも難しいと言われています。タイミングを合わせてみんなで一斉に披露するキックバックは圧巻です。

(森本衣織 部長)
「体が傾くタイミングとかも合わせないと着地がズレるので、そこまで合わせないと全部がズレる」

初挑戦で世界一という、大きな結果を残した高知中央高校ダンス部ですがもう一つ出場した「ヒップホップ」部門は5位という結果に終わりました。去年の同じ大会では2位。「今年こそは」と世界一を狙っていた部門だけに悔しさも残ると、森本部長は話します。

(森本衣織 部長)
「ヒップホップ部門で5位だったのは、ずっと両方で一位取って高知に帰ってきたかったのですごく悔しい気持ちが残って、うれしい気持ちと悔しい気持ちでいっぱいでした」

世界大会は来年も行われる予定です。目指すのは、各部門ごとに上位に入賞し、総合優勝すること。まずは6月に行われる中四国大会に向けて、高知中央高校ダンス部はしなやかに、時に凛々しく、踊り続けます。

(森本衣織 部長)
「これからも自分たちの個性を持ちながら、日本でもアメリカでも総合優勝を取って日本に帰ってきたい」

「中央一、日本一、夏の予選ナンバーワン!」

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