3日に沖縄セルラースタジアム那覇(那覇市)であった第95回都市対抗野球大会九州2次予選の第2代表決定戦。沖縄電力(沖縄県浦添市)が西部ガス(福岡市)に6-1で勝利した瞬間、沖電社員や選手の家族、社会人野球のファンら約800人が詰めかけた一塁側スタンドからは、色とりどりの紙テープが一斉に投げ込まれ、沖縄勢として10年ぶりの東京ドーム行きを祝福した。
沖電の応援団は、エイサーの演舞や指笛、「ハイヤ、イヤサーサ」のかけ声など沖縄色を前面に出した応援で選手たちを鼓舞。10年ぶりの沖縄開催となった今回の予選に合わせ約5年ぶりに再結成されたチアリーダーも、1球ごとの好プレーに声援を送った。
沖縄勢は、東京ドームで開かれる都市対抗の本大会に過去7回出場したが1勝もしていない。沖電の応援団長、渡慶次(とけし)憲太さん(29)は「東京ドームでも、勢いに乗ったら止まらない県民性を発揮して、まずは悲願の1勝を果たしてほしい」と語った。【比嘉洋】
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