陸上の話題です。
2日、鳥取市で行われた布勢スプリント。地元、広島のアスリートたちが活躍しました。

女子100メートルには県の中学校記録を持つ三好美羽が出場しました。
予選は2年連続で日本選手権を制した君嶋愛梨沙と同じ組、A決勝進出は逃したものの今後にむけ貴重な経験になりました。

【三好 美羽 選手】
「(君嶋選手は)速すぎて、憧れの存在だったので、本当にこういう機会があってとてもうれしかったです」

女子100mハードルにはパリオリンピック出場を目指す福部真子そして、尾道市出身の大松由季が出場しました。

ともに予選着順トップで通過した福部と大松、前半は、横一線の争いを見せます。
中盤以降シーズンインから徐々に調子を上げてきた福部がレースを引っ張ります。
他の選手たちの追い上げを何とか交わした福部が、今シーズン2回目の12秒台のタイムで優勝、大松は6位です。

【福部 真子 選手】
「(参加標準記録の)12秒77しか狙ってなかったし、逆に参加標準記録を狙いすぎて力んでしまったところが良くなかったと思います」

男子100mには急成長をみせるスプリンター広島大学の山本匠真が出場しました。

山本は予選から圧巻の走りを見せます。スタートでよろけたといいながらも、レース中盤からぐんぐんと加速し、そのままトップでゴール。
タイムも10秒16の自己新記録をマークし予選を全体のトップでA決勝に進出します。

午後から行われた決勝日本のトップスプリンター相手に山本は、堂々の走りをみせます。
グランプリシリーズ初優勝かと思われましたが、わずかにかわされ2位。
リレーの日本代表に選ばれるなど今年、急成長を見せる山本。パリオリンピック出場に向け期待が高まるレースとなりました

【山本 匠真 選手】
「(9秒台の記録は)ずっと雲の上の存在だったものが、段々目指すべきものに変わりつつあると思っていて、日本選手権までにもっとギアを上げられると思うので、そこで9秒台を公認記録として目指していきたいと思います。去年までは、このレベルまでいけるとは思ってなかったので、すごく予想外の出来事が、たくさんあってメンタル的には結構忙しいと感じますけど、せっかく、ここまでの舞台、ここまでのレベルにのし上がってきたので、自分のできることをしっかりやって、勝負していけたらいいと思っています」

オリンピック出場を目指す地元のアスリートたちが素晴らしい活躍をみせてくれました。

<スタジオ>
【TSS野球解説者 山内泰幸さん】
「広島大学の山本 匠真 選手の成長、この1年すごい。今後も注目したい。もしかしたらパリもいけるのかな、と思います」

月末に行われる日本選手権で更なる活躍を期待したいですね。

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