七回から登板し、3回を無失点に抑えて試合を締めた茅ケ崎サザンカイツの石井翔=川崎市の等々力球場で2024年6月2日、円谷美晶撮影

 第95回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の西関東2次予選は2日、川崎・等々力球場で開幕し、クラブチーム同士によるブロック決定トーナメント1回戦2試合が行われた。

 6年ぶり出場の茅ケ崎サザンカイツは9―0で横浜中央クラブに零封勝ち。初出場のリベラック小田原は8―3でB―NEXT(旧GOOD・JOB)を破った。勝った2チームは同2回戦へ進んだ。横浜金港クラブ―南アルプス倶楽部は雨天中止となった。【円谷美晶】

茅ケ崎サザンカイツ・石井翔投手

 (七回から3番手で登板し、零封リレーを締めた)相手のミスにうまく入っていけた。うちはそこを取らせないようにできたことで勝負がついた。(エイジェック、神奈川フューチャードリームスを経て昨季加入)企業チーム、独立リーグを経験し、僕が目立つというよりも、これまで目立ったことのない選手の手助けをうまくしたいと思っている。(次はENEOSと対戦)相手が強いことは分かっているので、自分たちができることをやって、楽しくプレーできたらいいと思う。

【リベラック小田原-B-NEXT】三回、藤原蔵太の左前適時打で生還したリベラック小田原の川端哲也(手前)=川崎市の等々力球場で2024年6月2日、円谷美晶撮影

リベラック小田原・武山真吾監督

 いい形で入れた。(降雨で2度の中断)うまいこと気持ちを切らさないように声かけもできた。初めてのことばかりで難しいが、いい試合ができたと思う。先発の清水(琉生)は全力で飛ばしていって、早めに変えようと思っていた。(好投手の黒沢颯斗を攻略)本格派やいいものを持っている投手の方が、やるべきことを明確に選手に伝えて打席に送れるので。(次戦は企業チームの三菱重工East)どこまで自分たちができるのかやってみて、少しでもびっくりさせられたら。

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