入団記者会見で「ホームラン王」を目標に掲げていたソフトバンクの生海選手=福岡市中央区で2022年12月5日、平川義之撮影

 プロ野球のソフトバンクは31日、生海(いくみ、本名・甲斐生海)外野手(23)が左側頭葉脳挫傷と診断されたと発表した。今年1月の自主トレ期間中、打球が頭部を直撃したという。最長で全治1年半とみられ、復帰に向けてリハビリを始めている。

 球団によると、受傷直後の診断はほお骨の骨折だったが、脳しんとうのような症状が続いたことから、再度受診したところ、脳挫傷が判明した。

 生海選手は球団を通じて「診断を聞いた時にはショックだった。皆さんに支えてもらいながらリハビリに励みたい」とコメントした。球団は「自主トレ中なので、練習の中身についてコメントができない。しっかりと選手に寄り添って対応していく」としている。

 生海選手は福岡県出身。九州国際大付高から東北福祉大を経て、2022年のドラフト3位で入団した。【林大樹】

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