ガッツポーズする唐沢剣也選手(左)と三浦龍司選手=県庁で2024年5月30日午後4時42分、日向梓撮影
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 7月に開幕するパリ・オリンピック出場が内定した陸上男子3000メートル障害の三浦龍司(22)、8月開幕の同パラリンピックで視覚障害T11クラス陸上男子1500メートル、5000メートルに出場内定の唐沢剣也(29)両選手と、2人が所属するSUBARU(スバル)陸上部の監督らが30日、群馬県庁を訪問した。三浦さんは「これからが本番。メダル獲得と自己記録更新ができるよう頑張りたい」、唐沢さんは「自己ベストを出せば金を獲得できる。100%の力でガイドランナーとパリの舞台を走りたい」と意気込んだ。

 三浦さんは5月、陸上の世界最高峰シリーズ「ダイヤモンドリーグ」(ドーハ)の男子3000メートル障害で5位(8分13秒96)になり、パリ大会の参加標準記録を突破し、2大会連続で五輪切符を手にした。

 渋川市出身で、21年東京パラリンピック銀メダリストの唐沢さんは5月、パラ陸上世界選手権(神戸市)に出場し、視覚障害T11クラス男子5000メートルで3位になった。23年の同大会は優勝しており、パラ専任の星野和昭コーチは「今回は対策されてしまった。パリで勝ちきる準備を整えたい」と話した。

 山本一太知事は「素晴らしい成績で代表になったのは選手の実力に加え、スタッフ全員の努力の結果」とねぎらい、「いい記録を立て、存分に活躍していただきたい。それが県民に勇気とエネルギーを与える」とエールを送った。【日向梓】

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