日本バスケットボール協会は30日、スポーツ振興に関する連携協定を沖縄県と結んだ。自治体との連携協定は初。昨年、沖縄アリーナで開催された男子ワールドカップ(W杯)の経験を生かし、公式戦や合宿の誘致、国際交流事業などを進めるという。

 この日、東京都内で連携協定書にサインした沖縄県の玉城デニー知事は「バスケを通じた様々な施策を展開したい」と述べた。日本協会の三屋裕子会長は「W杯のノウハウを全国に広げ、沖縄県と元気を届けられれば」と話した。

 沖縄県のバスケ競技人口は1万4630人で、人口比率では全国1位(2022年度)。沖縄県バスケ協会の日越延利会長は、ユースレベルで東アジア地域との交流事業に取り組む意欲を示し、「あのW杯を見た子どもたちが、10年後に日の丸を背負って代表選手になってくれると思っている」と期待を込めた。

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