ビーチサッカーW杯2021年大会で仲間と喜び合う背番号10の茂怜羅オズ(左)=フォトジャーナリストの篠原千賀子さん提供

 ビーチサッカーのワールドカップ(W杯)の2021年大会で日本の過去最高となる準優勝に貢献した監督兼任の茂怜羅(もれいら)オズが、監督を退任した。今年2月のW杯を終えて選手に専念するとし「自分の見てきた、考えてきた戦い方はみんなに伝えてきた。引き継いでもらいながら、自分は選手に集中した方がまた日本代表のためになるかなと思う」と話す。新監督にコーチだった田畑輝樹(てるき)氏が就任した。

国際サッカー連盟(FIFA)のビーチサッカー年W杯2021年大会で準優勝した当時のビーチサッカー日本代表=フォトジャーナリストの篠原千賀子さん提供

 砂の上でプレーする5人制サッカーで、競技の本場ブラジル出身の茂怜羅は「チームの脳」でもある「フィクソ」と呼ばれるDF。一時代前のビーチサッカーは前線に張るFWの「ピヴォ」とバチバチぶつかるプレーが多かったというが、今はサッカー同様、さまざまな戦術があり、茂怜羅はボールを配球しながら、守備とともに「自分も攻撃に出やすくなるかなと思う」と話す。  所属の東京ヴェルディビーチサッカーでも今季から兼任監督を離れ、選手に専念している。(上條憲也) 

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