サッカー男子日本代表の主力DF板倉滉選手(27)=ドイツ・ボルシアMG=が26日、能登半島地震で被災した石川県を応援しようと、交流イベントを金沢市で開いた。
金沢ゴーゴーカレースタジアムには県内外の子ども約170人が参加。サッカーミニゲームでは、板倉選手のチームの一員として、日本代表の主力DF冨安健洋選手(25)=イングランド・アーセナル=がサプライズでピッチに。2人は日本代表の試合さながらの連携で、子どもたちのチームと次々に対戦し、激励の声をかけていた。
交流は、ユース時代に七尾市のサッカー大会に参加した板倉選手がサッカーや食で明るい未来を切り開こうと開いていて、地震で被災した石川県を何とか応援したいと全国3カ所目の開催地に。能登での開催を模索したが、会場確保が難しく、代わりに輪島中のサッカー部が招待された。
野々市市の小学6年山下碧月(みづき)さんは「いつも応援している選手がテレビを飛び出して、まさか石川に来てくれるとは」と喜び、金沢市の同6年島田直翔さんは「動きがキレキレですごい。シンプルに最高」と話した。
板倉選手は終了後、「震災があり、絶対に石川県でやりたいという思いがあった。(自身にも)すごくいい活力になった。これで終わらず、これからともにやっていけたらという思いはある。自分のできることを探して貢献できれば」と語った。
板倉選手は、2022年のカタールでのW杯で予選全3試合に先発出場し、強豪のドイツ、スペインを破る快挙に貢献。その後も主力として活躍している。(土井良典)
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