バドミントンのアジア選手権は、パリオリンピックの出場権をかけたポイントレースの最後の対象大会で、大会2日目の10日は、各種目の1回戦が行われました。
このうち女子ダブルスでは、世界ランキング6位でポイントレースでは日本勢3番手につけていた福島由紀選手と廣田彩花選手の『フクヒロ』ペアが、1回戦で韓国のペアにストレート負けしました。
この結果、『フクヒロ』ペアが世界8位で、日本勢2番手につける永原選手と松本選手のペアを上回る可能性がなくなり、『ナガマツ』ペアの2大会連続のオリンピック代表入りが確実となりました。
『フクヒロ』ペアは、廣田選手が去年12月に左ひざのじん帯を断裂する大けがを負ったあともオリンピック出場を諦めず、ポイントレースに臨んでいましたが及ばず、2大会連続のオリンピック出場は絶望的となりました。
『フクヒロ』ペア 福島「最後までレースを戦い抜けてよかった」
1回戦での敗戦後、福島由紀選手は「オリンピックの選考レースは挑戦する、チャレンジするという気持ちで臨んでいたので、最後までチャレンジできたところは本当に感謝しかない。負けてしまったが、最後までレースを戦い抜けてよかった」と話しました。
そのうえで、パリ大会の代表入りを確実にしたライバルのペアについて、「本当に、けががないように、あとは思い切ってナガマツ、シダマツらしく頑張ってほしい」とエールを送りました。
また、廣田彩花選手は「もっと試合がしたかったという思いはある。自分が、けがをして迷惑をかけた部分は本当に多かったが、最後までサポートしてもらって、この大会に立つことができて、福島先輩と最後まで選考レースをやり抜くことができてよかった」と話していました。
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