東京 秩父宮ラグビー場で行われた3位決定戦は、レギュラーシーズン3位のサンゴリアスと4位のイーグルスの昨シーズンの3位決定戦と同じ顔合わせとなりました。

イーグルスは、前半4分にウイングの松井千士選手のトライで先制し、29分には自陣でパスを受けたフルバックの小倉順平選手がタックルを次々とかわしておよそ60メートルを走りきりトライを決めるなど、26対14とリードして試合を折り返しました。

後半は一転、サンゴリアスのペースとなり、2つのトライで追い上げると、34分にはイーグルスのロック、ミッチェル・ブラウン選手が反則の繰り返しでイエローカードを受けて一時退場となりました。

数的優位となったサンゴリアスはその直後にゴール前のスクラムからトライを決めて同点に追いつきました。

スタンドオフ、高本幹也選手のトライ後のゴールキックは外れ勝ち越しはなりませんでしたが、試合終了間際に途中出場のウイング、江見翔太選手が相手のパスミスからボールを奪ってそのままタッチライン際を走りきり、勝ち越しのトライを決めました。

サンゴリアスは一時19点差をひっくり返して40対33で逆転勝ちし、3位となりました。

一方、イーグルスは4位でシーズンを終えました。

決勝は26日、東京 国立競技場で行われ、レギュラーシーズンを16戦全勝で1位通過した埼玉パナソニックワイルドナイツと、2位の東芝ブレイブルーパス東京が対戦し、今シーズンの王者が決まります。

サンゴリアス 江見翔太「プライド取り戻そうと」

後半36分から途中出場し、勝負を決める勝ち越しのトライを決めたサンゴリアスの江見翔太選手は「短い時間だったが最後にボールが回ってきて、トライができてよかった。ここは自分たちの求めている舞台ではなかったが、きょうはサンゴリアスのプライドを取り戻そうとやってきた」と笑顔を見せました。

イーグルス 田村優「うわてだと感じた」

一方、敗れたイーグルスのスタンドオフ、田村優選手は「あと1歩のところだったが、少し運がなかった。サンゴリアスはすごく歴史のあるチームで、リスペクトの気持ちをもって挑戦したが、プレーオフの経験も豊富でうわてだと感じた」と振り返りました。

プレーオフでは2試合とも接戦の末敗れ、4位でシーズンを終えることについて「望んだ結果は得られなかったが、意味のある2敗だと思う」と話していました。

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