ハンドボール女子のオリンピック世界最終予選は12チームが3つのグループに分かれて争い、日本のグループはスウェーデンとイギリス、ハンガリーの4か国が総当たりで対戦し、上位2チームが出場権を獲得できます。

48年ぶりの自力でのオリンピック出場を目指す日本は、ここまで1勝1敗として14日の第3戦でここまで2連勝の地元ハンガリーと対戦しました。

オリンピックの出場権獲得には5点差以上をつけて勝つ必要がある日本は前半、笠井千香子選手の得点やゴールキーパーの37歳、亀谷さくら選手の好セーブなどで接戦に持ち込みます。

しかし、徐々に相手のフィジカルを生かしたディフェンスに阻まれる場面が目立ちリードを許す展開となります。

それでも、ともに大学生で21歳の吉野珊珠選手と石川空選手がゴールを決めて食い下がり、11対18と7点を追って後半に入りました。

後半、日本は主力の永田美香選手がファウルで退場となり、流れをつかむことができず、キャプテンの相澤菜月選手が速攻からゴールを決めるなどチームトップの7得点を挙げて意地を見せましたが、最後まで点差を詰めることができませんでした。

日本はハンガリーに28対37で敗れ、対戦成績は1勝2敗でグループ3位となり、上位2チームに与えられるパリオリンピックの出場権獲得はなりませんでした。

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