神戸市で開かれているパラ陸上の世界選手権は、大会6日目の22日午前、男子1500メートル、車いすのクラスの決勝が行われ、日本勢は、鈴木選手と岸澤選手の2人が出場しました。

決勝には10人が出場し、鈴木選手は、スタート直後の位置取りがうまくできず一番後ろからレースを進めました。

そして、終盤に力強い走りで追い上げを見せましたが、2分58秒68のタイムで7位でした。

また、岸澤選手は、スタートでいいコースを取れたことで先頭グループの中で、レースを進めましたが、終盤、ラストスパートについて行けず、2分59秒74で9位でした。

また、男子100メートルの脳性まひなどのクラスで松本武尊選手が、12秒37のタイムで予選を通過したほか、女子100メートルの車いすのクラスでは村岡桃佳選手が17秒07でフィニッシュし、こちらも予選を通過しました。

鈴木朋樹「最初の位置取りで失敗」

男子1500メートル、車いすのクラスの決勝で7位だった鈴木朋樹選手は「最初の位置取りで失敗してしまった。スペースをもうちょっと強引に取りにいけばよかったのかもしれない」と一番後ろから追う形となったレース展開を悔やみました。

そのうえで「パリパラリンピックに向けて、時間がない中だが、できることは限られているので、焦らずにやっていきたい」と話していました。

岸澤宏樹「まだ力不足です」

男子1500メートル、車いすのクラスの決勝で9位だった岸澤宏樹選手は「スタートからいい位置を取れたと思うが、最後に対応することができなかった。まだ力不足です」とレースを振り返りました。

そのうえで今後に向けて「自分の強みをいかしながら、なおかつ冷静に戦っていけるようにやっていきたい」と話していました。

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