パリ五輪 バドミントン日本代表 山口茜など12人が内定

これは日本バドミントン協会が21日に都内で記者会見を行って発表しました。

パリオリンピックの日本代表に内定したのは5種目12人です。

このうち、女子シングルスでは、おととしまで世界選手権を2連覇するなど世界ランキング4位につける山口選手が3大会連続で選ばれました。

また、男子シングルスでは、東京オリンピック以降、国際大会で実績を残し、去年の世界選手権では準優勝するなど成長著しい22歳の奈良岡功大選手が初めて選ばれました。

ダブルス種目のうち女子ダブルスは、激しい代表争いを勝ち抜いた志田千陽選手と松山奈未選手のペアが初めて選ばれたほか、混合ダブルスでは、東京オリンピックで銅メダルを獲得した渡辺勇大選手と東野有紗選手のペアが2大会連続で選ばれました。

日本代表のパク・ジュボン監督は「銅メダル1つに終わった東京オリンピックからの再挑戦となる。大会までの残り期間でコンディションをどこまでコントロールができるかが大事だ」と話していました。

また、村井満会長は「選手全員がメダル狙っていて手が届くところにいる。すべての選手に夢を実現してほしい」とエールを送りました。

女子シングルスの山口茜選手は「パリオリンピックでは笑って終われるようにベストを尽くしたい」と意気込みを語りました。

また、3大会連続出場となる経験を踏まえ、「オリンピックで違うのは一番は注目度だと思う。それを自分たち選手がプラスに変えられるか、プレッシャーでマイナスになってしまうのかが重要。今回は有観客なのでしっかりプラスに変えられるようにしたい」と話していました。

男子シングルスで初めてのオリンピックの切符をつかんだ奈良岡功大選手は「粘り強いプレーが得意なので長いラリーを見てほしい。男子シングルスで日本勢はオリンピックでメダルを取ったことがない。自分が取れればいいが、そんなに甘くはない舞台なので、まずは自分のベストを尽くせるようやっていきたい」と意気込みを話しました。